多彩な表情を持つ上海の歴史を感じるなら、豪華な洋館を訪れるのもおすすめ。市內(nèi)には歴史ある建築物が多く殘存。それぞれ異なる建築様式や裝飾がされており、東洋と西洋の文化が融合した獨(dú)特の雰囲気が漂っています。舊フランス租界地區(qū)にある洋館を眺めていると、この地ならではの歴史の流れを感じつつ、異國情緒あふれるエリアの魅力を體感できます。今回のLIFE STYLE～上海周辺余暇情報(bào)～は靜安寺エリアにある馬勒別荘をご紹介。都會(huì)の喧騒に疲れ、靜かに休憩したいときなどに訪れてみてはいかがでしょう。

まるで童話の世界のようなお城に入り込み、夢のようなひとときを過ごす

上海市陝西南路30號に位置する馬勒別荘は、北歐風(fēng)情が溢れるガーデン別荘。現(xiàn)在馬勒別荘は中國國內(nèi)唯一の一類近代保護(hù)建造物をリニューアルしたホテルであり、上海初のブティックホテルとして営業(yè)しています。総面積は約5000平方メートル、別荘內(nèi)のガーデン面積は約2000平方メートルと広大なものです。2001年1月から衡山集団により管理され、小型の逸品ホテルに改築され、現(xiàn)在は「衡山馬勒別荘飯店」とも呼ばれています。

細(xì)部まで目の行き屆いたインテリアに抱かれ、優(yōu)雅さとくつろぎを體感

建造當(dāng)初、この別荘の主人は英國籍のユダヤ人マーラーでした。ある日、彼の最も寵愛する末娘が見た「アンデルセンの童話のようなお城」を持ったという夢を?qū)g現(xiàn)させるべく、マーラーは巨資を投入し、一流の建築家に設(shè)計(jì)?施工を依頼。1927年から1936年まで9年間をかけて童話世界のように美しいお城を完成させました。別荘內(nèi)にいると、子供時(shí)代に読んだアンデルセンの童話の世界が現(xiàn)実のものとなったかのように感じられます。

敷地內(nèi)に佇むのは、微妙に色合いの違う赤レンガをモザイク上に嵌め込み、さらに、一段ごとに黃?青?赤のカラフルなレンガで飾った大屋敷。洋館上部の先頭は光輝く金色で、突出した窓の上にも全てトンガリ屋根が付いています。このトンガリ屋根の塔は、北歐ノルウェー建築の特徴です。しかし、大門は2本のスマートな柱のようですが、中國風(fēng)の鳥居型の門にも見えます。本館は三階建てで、入口が中國の伝統(tǒng)的な豪邸のごとく、弓なりにカーブしている階段の両端に一対の中國式の獅子像が置かれ、玄関のドアの上には小さな可愛らしい屋根がつけられています。

非常に複雑な模様が彫刻されたアーチ狀の扉やモザイクスタイルの床など隨所にこだわりが見えます。當(dāng)時(shí)の建築家が趣向を凝らしたデザインに現(xiàn)代でも魅せられます。

本館の內(nèi)裝は船をモチーフにしたデザインで統(tǒng)一。ローマ風(fēng)の支柱、西洋の鐘や廚子など、中國風(fēng)のものと西歐風(fēng)のものが入り混じりながらも、不思議と見事に調(diào)和しています。

リビングの中央には、當(dāng)時(shí)の張り地をそのまま殘したアンティークソファーが置かれています。窓は全て逆U字型でステンドガラスが嵌め込まれ、日差しの下で美しい色彩が現(xiàn)れています。

鏡臺(tái)などの家具は全て壁に固定されていて、繊細(xì)で色鮮やかな手描き粉彩磁器や、歐米人や日本人観光客に人気の青花陶磁器などが並べられています。

屋敷內(nèi)には大小合わせて106の部屋があり、室內(nèi)のインテリアに飾られている全ての木彫りの裝飾品には、海上の船隊(duì)風(fēng)景が彫られています。床にまで海草や昆布の図案が綴り合せられて、海の趣が感じられます。

屋敷の中のドアは全て船倉風(fēng)のもの。階段も非常に複雑な構(gòu)造で全て曲がりくねっており、上に行けば行くほど狹くなります?；乩趣渫筏摔匣挵澶─丹臁⑺─四緩辘窝b飾品が貼られています。